ディズニー好きが「塔の上のラプンツェル」を観た。~紹介と感想~
ディズニー長編アニメ映画を制覇する。
第1回は塔の上のラプンツェルです。
どんな映画?
ディズニー長編アニメーション第50作目。
今作よりフルCG。
プリンセスが主役のミュージカル映画です。
冒険ありロマンスあり、悪役ありの王道ストーリー。
あらすじ
不思議な力を持って生まれたプリンセス、ラプンツェル。
赤ん坊の時に、その力を狙った悪い女・ゴーテルに誘拐され塔に閉じ込められて育ちます。
外の世界に憧れる彼女が一番興味をもっているのが、毎年自分の誕生日にだけ浮かぶ、星とは違うたくさんの明かり。
その正体を確かめるため、ラプンツェルは18歳の誕生日を前に塔の外に出る決心をします。
私が注目したポイント
ゴーテルにはラプンツェルへの愛があるの?
自分を若く美しく保つためにラプンツェルの力を利用し独占する彼女。
本作の悪役でありながら主人公の育ての親でもあるゴーテルはラプンツェルを道具としか見ていない?それとも…?
フリン・ライダーはイケメンなの?
プリンセス映画にかかせないのがヒーロー。
本作はお尋ね者のフリン・ライダーが登場します。
彼のデザインは女性スタッフがそれぞれお気に入りのイケメン写真を持ち寄って議論し決められたそう。(通称イケメン会議)
観る側のハードルも上がっちゃう!
音楽はあのアラン・メンケン
ディズニーのミュージカルといえばアラン・メンケン。
リトル・マーメイドや美女と野獣の曲を作った方です。
これはロマンチックな音楽に期待大!
登場人物(感想とネタバレあり)
※ここは映画を観た後で読んでね!
ラプンツェル
- 本作ヒロインで主人公でプリンセス。魔法の力を持つ長い髪が特徴。
- 泣き虫かわいい。泣く回数はプリンセス史上最多?感情表現豊かな所が愛らしいです。
- 物語の最初でランタンが自分のためのものだとなんとなく感じている。そしてティアラを身につけてみるシーン。さらに城下町の壁画(王と王妃と自分)を眺めるシーン。それらがあって、最後に国の紋章から自分がプリンセスであることに気付く。
- 自分が誘拐されたプリンセスだと分かり、怒る。混乱するでも悲しむでもなく、怒る。ゴーテルとはお互いハグしたり愛してると言い合ったりしてましたが、実はずっと愛されていると感じたことがなかったのかな。前半、どこかずっと寂しそうですよね。
- 髪を切った後になぜパワーを使えたのでしょう?初めて観た時はこのまま死ぬわけないと思っていたので気にしてませんでしたが。伏線とかあったのかな?私には分かりませんでした。愛のパワーでいいよね。あれが最後の力だったのでしょうね。
- ゴーテルの曲、酒場の曲中のラプンツェルの仕草や表情が可愛らしい。特に後者はプリンセスっぽさを感じます。
フリン
- 本作のヒーローで後半の主人公(だと私は思っている)(後述)。イケメン。
- 女ってこういうのに弱いよね、みたいなのを詰め込んだ感じでズルい。ちょっと悲しい過去があったりロマンチックな面があったり他にも色々。ラストに白馬(マキシマス)にまたがりラプンツェルを助けに行く様子はまさに白馬の王子様。
- 私のお気に入りはラプンツェルに傷を治された後、自分にも何かスーパーパワーが身に付かないか聞いて来た所。子供か!薪拾いながら妄想したんだろうな。
- 後半の主人公。主人公が切り替わるタイミングはユージーンが死刑台に向かうあたりから。ここはいままで(冒頭など)と比べて二人のシーンの切り替えが早くて頻繁。パッパッと場面が交差していつの間にか視点がラプンツェルからユージーンへ。マキシマスに乗ってラプンツェルの元へ行き、髪が降りてくる時も部屋に入った時も視聴者はユージーン目線。と、考えると面白いです。ラプンツェルが夢を叶えに行く前半、ユージーンが愛を知り成長する後半、と言ったところ?
- 生き返った時に言う最初の言葉が「ブルネット(暗い髪色)が好き」はずるい。
ゴーテル
- 本作の悪役。美に執着タイプ。頭脳派。
- 吹き替え良い!冒頭の歌で徐々に声が若返る様子は日本語版の方がすごくわかりやすくて好きです。(私が日本人だから?)
- 私はラプンツェルへの愛情はない派です。ディズニーヴィランズは徹底して悪役でいてほしい。愛情に見える部分は視聴者すらも騙されてるんだと思いたい。
- ディズニーヴィランズの悪知恵の中では一二を争うレベル?二人が協力して切り抜けないようにユージーンをおびき出し自分の手を使わずやっつける。しかもティアラも王国へ返すので衛兵が犯人やティアラを探しに森へ入ってくることもない。ラプンツェルは二度と外へ出たいと思わない上、母親の言った通りだと思い込む。ほんと、収まるべきところに収まっちゃうところでしたね。
- 意外と大男2人を棒で殴り倒す腕力の持ち主。
- ラプンツェルと1日離れただけでかなり老けますね。暗くて分かりにくいですが夜にはほぼお婆さんでしかも持っている明かりが緑色。白雪姫の悪役のような変わりようです。
パスカル・マキシマス
- パスカルはラプンツェルの友達。カメレオン。
- マキシマスはお城の衛兵隊長の馬。どの人間よりも有能。
- どちらもラプンツェルと意思疎通が出来ている、けど喋らない。ディズニー主要キャラでは結構珍しい?アラジンのアブーでさえちょっと喋ってますもんね。
- マキシマスが最後にどうやって仲間を連れて来たのかが気になる。有能。
国王・王妃
- ラプンツェルの実の両親。国民に慕われている。
- 最初から最後までセリフがない二人。しかも王様の表情が見えにくい。それでも子供を授かった喜び、失った悲しみ、プリンセスが見つかった知らせを聞いた時の表情などがよく伝わり、毎度泣きそうになる私。こういう演出に弱い。
- 花の存在はどのように知ったんでしょう。400年前からある花なので、何か土地の伝説のようになっていて藁をもすがる思いで探させたんでしょうか。
まとめ
長くなってしまいましたが、要するにそれぞれのキャラクターが魅力的で楽しいミュージカルです。
塔の外に出たシーンは開放感が気持ち良いので自由が足りない大人のストレス発散にもよさそう。
ラプンツェルやゴーテルの英語が聞き取りやすいのでリスニングの練習にもオススメですよ!